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[2:発見!ガラケー最適機種]格安スマホ時代のケータイ代節約術 [経済・政治・国際]

さて、前記事のとおり、いまどきの携帯通信情報端末として、ガラケーと格安スマホの「2台持ち」は非常に合理的で、私も快適にモバイルライフを享受できています。

「2台持ち」が合理的な、料金面での背景には大手携帯電話会社(大手キャリア)の料金体系が割高なことがありますから、そのあたりが劇的に変わらない限り、この状況は続くのではないでしょうか。

大手キャリアも、自分のところの公式な料金を下げられないのであれば、むしろこの状況をふまえて、格安sim業者であるMVNOに通信回線を卸売することで得られる収益をビジネスモデルに組み込んでもよいのではないでしょうか回線を卸し売りするビジネス……、コレがホントの「かいせん問屋」! ←これが言いたかっただけだろぅというツッコミはナシで(^o^;))

そんな「2台持ち」なのですが、その大手キャリアとの契約を引き継いで使用するガラケー側の端末の機種は、例えば2015年の秋にNTTドコモと契約すると、妥当な選択肢のひとつはこんな感じでした。

 BL151212_01-dc-n01g.JPG
 (画像はdocomo公式サイトからキャプチャ)

【 docomo N-01G 】
 → https://www.nttdocomo.co.jp/product/feature_phone/n01g/index.html
 → http://www.n-keitai.com/n-01g/http://www.n-keitai.com/n-01g/

たしかに、旧来型の携帯電話としては長年使い慣れたスタンダードなスタイルです。
使い勝手も優れています。

ただ、なんというか、これをスマートフォンとの2台持ちで運用すると、どうもオーバースペック感がして、どことなく持て余すというか、居ずまいが悪いのです。

とにかく「2台持ち」では多様な機能はすべてスマホ側が担うのです。
ガラケーのほうは、むしろ音声通話とSMS送受信に特化したシンプルな構成で、それらの機能の使い勝手をこそ極めてくれているほうが嬉しいわけです。

例えばこの機種のカメラ機能なども、ガラケーとはいえ最新の2015年機種としての性能を有しています。
ガラケー1台持ちの人には望まれるスペックかもしれませんが、2台持ちのユーザーからすると、いささか余分な性能という印象が拭えません。

むろん前記事で述べたように「2台持ち」のメリットのひとつに、バックアップとして「2台ある安心感」は挙げました。
さりとてそれは、互いに得意な分野を活かしあう形で相補的にはたらいてこそ心地よいもの。
拮抗するスペックの機能が両方にあるのは、やや心理的にストレスな機会も多いです。


はてさてスマホとの「2台持ち」に最適化されたガラケーの機種は、どこかにないものでしょうか。
シンプルに音声通話とSMS送受信に特化した、手頃な大きさと重さの(できれば電池の持ちもよい)端末――。

理想としては、スタイルやサイズにおいて、西暦2000年前後のPHSがひとつのモデルとしてメルクマールになるのではないかと考えられました。

 BL151212_02-20cPHS-dc312S_C.jpg

…ぃや、実際にこのPHS端末は、かなり完成度の高いデバイスとして当時の要求水準を満たしていたものです。

こんな感じの機種は、いったい今いずこに……!?


そうして、いろいろ探した結果、行き当たったひとつの解答がコレでした。

 BL151212_03-dc-hw01g.JPG
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 (画像は公式サイトからキャプチャ)

【 docomo キッズケータイ HW-01G 】
 → https://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_junior/hw01g/index.html
 → http://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/features/hw-01g-jp.htm

「……子ども用やん!」
という意見は、ごもっともです。

たしかに、小さい子に持たすためにいろいろ工夫された設計が、大人が使うには若干の機能制限に感じられる部分がないではありません。
しかしじつは携帯電話端末としてひととおりのことはちゃんとできるのです。

しかも、どういうわけかネット通販ではかなりの低価格で叩き売られています。
試しに入手してみるにしても、2000円前後ならば非常に予算をつけやすい価格です。

 

実際に使ってみても、強いて挙げられる問題点は次のようなものにとどまりました
(公式のショップ以外で入手した端末でもsimカードの差し替えでスグに使えるのもキャリアをdocomoに移ったメリットと言えましょう)

(1)iモード非対応/Eメール機能ナシ
(2)電話帳が10件しか登録できない
(3)電話帳登録してある番号にしか発信できない(110番119番などは別枠で可能)
(4)不在着信や着信メール(SMS)の存在を光って知らせてくれるランプがない
(5)SMSはできるが絵文字が非対応
(6)ハードウェアテンキーがないので通話中のプッシュトーン信号送出ができない

ワタシの場合ケータイメールは廃止したので、(1)については無問題というか、むしろニーズに合っていて歓迎です。

(2)と(3)は、携帯端末のヘビーユーザーならかなり深刻かもしれませんが、もともとたまの連絡が主用途な私には受忍限度内の不便です。
今まで使ってきたケータイの電話帳はスマホのほうにも移したので、それを見て対応することもできます。
かかってきた電話が非通知でない場合でも番号しか表示されず、ダイレクトには相手の名前がわからないにしても、まぁ「話せばわかる」(^^ゞ
こちらからかける場合にはスマホの電話帳を見ながら一時的に電話帳登録すればよいのです(私の場合、常時登録しておくのが望ましい相手先がどうしても7件ほどありましたが、10件のうちの残りの3件分を、この一時登録する番号用に空けてあります)

(4)についてもしかり。

同様に(5)もあきらめのつく問題です。
絵文字だけで内容を作って送ってくる相手には、こちらの事情をちゃんと伝えればよいでしょう。

あと(6)については、たしかにちょっと予期していなかった問題でした。
企業のお客様センターなどに電話した場合など、たいてい最初に用件別に番号をプッシュさせられますから、そういう場合に手も足も出ない状況に置かれてしまいます。
必ずしも頻繁に出くわすシチュエーションではないにしても、イザというときにツボる危険性もないではありません。
なので別途これについては何か対策を探してみることにしましょう。

なお、ハードウェアテンキーがないので、番号入力や、電話帳登録・メール(SMS)作成時の文字入力などの際には画面上にソフトウェアキーボード開きます。
これを使ったこの機種独特の入力には慣れるまでは少し戸惑うかもですし、慣れた後もハードウェアテンキーよりは多少は入力スピードなどが劣る可能性もあります。とはいえ、これもヘビーユーズでなければ問題ない水準です。

そして、こうした問題点を差し引いても、基本機能は必要十分で、サイズ・重量やデザイン的にも非常に良い使用感です。

子どもの使用を想定した防水・防塵・耐衝撃性能もありがたいものですし、防犯ブザー機能が使いやすく配置されているのも地味に安心感があったりします。

「子ども用」という表向きの建前にかたくなに囚われるのではなく、積極的に「2台持ち」用のガラケー端末として導入を検討する価値はあるのではないでしょうか。


そして、もうひとつ。
ネット上ではいろいろ残念なレビューも散見されるものの、コンセプトとしては非常に野心的に、この「2台持ち」時代のガラケー端末への要求に応えようとしたのではないかという事例がありました。

それがこちら。その名もズバリ「simple」!!

 BL151212_05-FREETEL-simple.jpg
 (画像は公式サイトからキャプチャ)

【 FREETEL Simple 】
 → https://www.freetel.jp/product/featurephone/simple/

なるほど。
先の「西暦2000年前後のPHS」という指標に照らせば、これこそがまさにビンゴではありませんか!

残念ながら、すでに公式には完売ということで、公式サイトからの入手は不可能になっています。
しかし、これもネット通販を探すと、意外にも適正な価格で取り扱われていました。
これもまた、今のうちに入手しておいて損はないと判断できるものです。

 

そうして、実際に使ってみたところ……
(これもdocomoのsimカードを挿せば、そのままdocomo回線の端末として使用可能です)

(1)全体的になんとなく安っぽい
(2)キーパッドの押した感触もいささかチープ
(3)イヤホンやUSB端子のキャップの取り付けに難がある
  (プラグを挿すときの邪魔になることがある)
(4)画面のグラフィカルインターフェイスがマジ2000年代初頭っぽい
(5)電話帳機能が深刻におバカ
(6)日本語入力もかなり残念
(7)災害時などにドコモから配信されるエリアメールにたぶん非対応
(8)防水性能などがない!?
(9)その他ドコモ等の公式端末に慣れていると戸惑うような仕様

……というようなことが、やはりありました。

むろん(1)(2)(3)あたり、もう少しがんばって作りこむ余地は感じないではないですし、比べるなら先ほどのキッズケータイのほうがやはり全体の剛性感やボタンを押したときの上質感が優れていると言わざるをえないのですが、ただ現に安いものが安っぽいというのは辻褄は合ってます。
実用上は差し支えない範疇ではありますし、じつはこれらは「軽量化」とのトレードオフの結果だったとも見ることはできます。

その意味では(4)も妥協できることではありましょう。
たださりげなくBluetooth機能が搭載されていたりmicroSDカードが32GBまで対応していたりと、地味に2015年仕様なところもある一方で、画面のグラフィックが10年前で時が止まっているのはいささかアンバランスです。
そこを割り切れるかどうかが分かれ目になるでしょうか。

そして(5)は、ネット上での酷評の大半が収斂しているポイントでもあります。
フリガナがつけられず、思いどおりの順番に並べられないなど、件数が大量な人にはかなり致命的な問題を引き起こすでしょう。
またスマホに移した電話帳と同じものを読み込もうとしても、なかなかうまく行かず、なんとか成功したと思いきや、元の電話帳の英数文字以外が文字化けしていたりそもそも読み込まれていないなど、従来の電話帳データをこの端末に引き継いで使用するまでの道のりは遠いと考えてよさそうでした。
ただ、先のキッズケータイを基準にして比較すれば、当然に11件以上の登録もできますし、また電話帳に登録していない番号への発信も可能です。ココもまた、そういうものだと割り切ることができれば許容できなくはない問題となるでしょう。

(6)は電話帳に新規入力する際にもかかわりますし、メール(SMS)の作成時にも関係する問題です。
全体的な入力インターフェイスもビミョ~で、変換があまり賢くなく学習もしてくれないとなると、こちらもヘビーユーズじゃないからとなんとかやりくりできるかどうかが分かれ目ですね。

あと着信を知らせるランプがないのは先のキッズケータイでもそうでしたが、こちらの機種はそうした点も含めて、いろいろと公式端末では当然にそうであるはずのことがちょっとちがっているというのが(7)(8)(9)あたりです。
さりとて、そうは言ってもそれらはある種の文化の違いに帰着するものである部分も多いでしょう。慣れることで解決する要素も少なくないかもしれません。
(ちなみに(7)については端末がドコモならドコモと契約していなくても――格安simのスマホのほうでも配信されます)

そんなわけなので、過大な期待をせず、音声通話とSMSに特化した「スマホとの2台持ち」には最適なスペック、かつ小型軽量で電池持ちも良く、プラス若干のおまけ機能も付いた端末……という長所をこそ評価できるなら、選択肢のひとつとして捨てたものではないと思います。

実際、総合的な使用感は悪くないですし、特に大きな不具合もなく、快適に運用できています。


願わくは、これらdocomoキッズケータイとFREETEL「simple」の長所を合わせたような最強端末に登場してほしいところなんですけどねー;


それから、「2台持ち」の際のガラケー側の最適機種は、上記のような次第なのですが、そのときのスマホ側の最適機種については、前記事にも書いたように、そこそこの性能のものをネット通販などでゲット……となるでしょう。
最新機種はどうしても高額で、その場合は素直に大手キャリアのキャンペーンを利用した機種変更のほうが相対的にはおトクな可能性もあります。
もともと料金節約を志向した「2台持ち」ですから、そのあたりの見極めが肝心です。
おサイフケータイ機能もぜひほしいワタシの個人的なオススメは、やはり2~3年前のdocomoの端末の新品在庫です(ただ、大手キャリア公式機種は、余計なアプリが多数プレインストールされているのが若干邪魔なのが難点だったりも)
これを、契約するMVNOが動作確認済みとしてしている機種一覧と照らし合わせながら、根気よく探すと「運命の出会い」が訪れるものと思われます。


それでは、この「格安スマホ時代のケータイ代節約術」の話題次記事でもう1回だけ続けたいと思います。
スマートフォンで使うIP電話アプリなどの話を含めた総まとめですね。


[1:最強コスパは2台持ち]格安スマホ時代のケータイ代節約術 [経済・政治・国際]

さて、お知らせブログのほうの更新情報にも書いたとおり、現在では私・佐倉智美の携帯電話端末は、いわゆるガラケーとスマートフォンの「2台持ち」となっています。

結論から言って、これがこの2015年現在、いまどきの携帯通信情報端末の運用方法として、利便性でも料金・費用面においても最強です。


順を追って説明しますと、そもそもワタシが最初にスマートフォンに「機種変更」したのが2011年の秋

実際にスマートフォンを導入してみると、やはり便利ではありました。
出先で現在地付近の地図を見たり、各種の必要な情報を得たり、いわゆる「パソコンのメール」もチェックできる(思えばほんの数年前まで「では、これからしばらく家を空けるのでパソコンのチェックができません。メールはケータイのほうへお願いします」などということがよく言われていたものです)

ただ、料金が高い!
スマホを便利に使いこなして、そのメリットを享受するためには、相当のパケット通信を必要とするし、ガラケーと違って持ち主が何も操作せずに放置していても、アプリが勝手にバックグラウンドで通信してしまうのもスマートフォン。
当然にパケット定額サービスに加入するのは必須でしたし、だいたいは毎月その最大上限額を払うハメになりました。

したがって月々の支払いは端末代金を別にして(簡便性を優先して消費税なども深くは考慮せず)ざっくり概算しても、
   基本料金 1000円
 ネット接続料  300円
パケット定額代 5500円
…というわけで合計 6800円!!

ガラケー時代は、webはめったに使わずEメールでのパケット使用が少々という状況に合わせてパケット定額は契約しておらず、そのぶん無料通話(この場合なら通信にも使える)が1ランク多い基本料金にしていたので、
   基本料金 1500円
 ネット接続料  300円

……の、合計 1800円だったわけなので、スマホにかえてからというもの、月額 5000円も余分にかかることになってしまったわけです。

なんとか通信量をパケット定額の二段階料金の最低額内に抑えて3000円ほどを浮かそうともしたのですが、なかなか上手くいかない月も多く、そういうことに汲々とするのもまたストレスです。

こうしてスマホ通信量節約の戦いに厭戦気分が限界に達した2014年の春先、ワタシはスマホ端末からsimカードを抜き、ひとつ前に使っていたガラケー端末に戻したのでした。

これにともない、基本料金は元に戻さず、パケット定額を(当面はsimをスマホに戻す日もあるかと念のため維持だけはしようと)最低料金が一番安いやつに変えたので、これで
   基本料金 1000円
 ネット接続料  300円
パケット定額代  380円
(←ガラケーならめったにコレをオーバーしない)
………と、月額料金は合計 1680円に下がりました。

いやはや、フツーはこれくらいしか払えませんよ;

ちなみに、近年のワタシの通信事情は、いわゆる「パソコンのメール」などが主体であり、携帯端末は通話、メールともにたまにやり取りする程度なので、それらの従量料金はごく僅かですから、上記の月額料金も、ほぼそのままが月々の支払額です。

そして!
simカードを抜いたスマホ端末、これはたしかに携帯電話サービスの電波を使った通信こそできませんが、Wi-Fi機能が搭載されているので、それを活用すれば問題なく使えるのです。
自宅や立ち回り先のオフィス類には無線LAN環境が構築されていますし、外出先でも公衆無線LANが提供されているスポットはそれなりにあります。
もとよりスマホのアプリには常時のネット接続を必要としないものも少なくありません。

そんなわけで、ワタシのガラケーとスマートフォンの「2台持ち」体制は始まったのですが、これは思った以上に快適コストパフォーマンスに秀でていました。

スマホの利便性は概ね享受できるし、また携帯端末としてのガラケーは、スマホを経由してからあらためて使ってみると、スマホにはないインターフェイスの優秀さ・使いこなしやすさが多々あります。
独自の進化を果たしたガラケーは、まさに世界に誇る日本の文化かもしれません。

「2台持ち」ゆえの「2台に分かれている面倒」というのも、例えば充電の手間が2倍になったり、カバンの中で2台分の場所を取るなど、ないではないのですが、逆にそれは「2台ある安心感」とも表裏一体です。
つまり、どちらかが電池切れや故障などで使えなくなっても、もう一方がバックアップとして機能してくれるという余裕などですね。

また、仕事の打ち合わせなどにガラケーで通話しながら予定・カレンダーや地図などの情報をスマホのほうで確認できるというような使い方も、地味に非常に便利だったりします。

ガラケーとスマホ、それぞれの長所を活かしながらの運用である「2台持ち」は、まさに合理的で、究極の使いこなしだとさえ言えるのかもしれません。


さて、そうこうするうちに、巷では「格安sim」が勃興してきました。
詳しくは検索してもらうことにして、要は「MVNO」と呼ばれるカテゴリーの業者が提供する、大手携帯電話会社(大手キャリア)の通信インフラを小分けして再販売するサービスで、期間ごとの通信量上限やその他に各種制約がある分、料金は非常にリーズナブルとなっているものです。

これと契約して、そのsimカードを利用すれば、外出先でWi-Fiがないところでも通信ができる!

スマホの通信をWi-Fi専用にして以来、クルマでの移動中に渋滞情報をちょっと調べたいシチュエーションなどには、たしかに不便でしたから、これはやはり魅力的です。

そして料金を調べてみると……

OCNモバイル
 3GB 1300円
http://store.ntt.com/p/ocn_mobile_one

niftyのnifmo
 3GB 1100円 ←nifty会員は割引アリ
http://nifmo.nifty.com/

FREETEL
 1GB  700円~
https://www.freetel.jp/

……などなど。
(その後もいくつもの業者が参入して、選択肢は増える傾向)
※上記「格安sim」料金はすべて「SMS付きの音声通話なし」の料金を「ざっくり概算」の月額で表記。

これはお買い得です!

データ量に関しては、実際に運用してみての具合で言うと、かつて二段階定額の最低額に抑えようといろいろケチっていた習慣を持つ者にとっては、Wi-Fiと併用していれば月間3GBでも使い切れないくらいです。
むしろ1GBでちょうどいいくらい。
なので、それより容量の多いプランは必要ないと考えてよいでしょう。


◎「格安sim」は各業者とも、完全に「データ通信のみ」のものと、データ通信プラスSMS送受信も対応したもの、さらに音声通話も可能なもの……の3タイプが選べるのが通例ですが、ガラケーとの「2台持ち」の場合は音声通話タイプは必要ないわけです。
ただSMS付きタイプについては、セルスタンバイという技術的な問題が発生して電池の減りが早くなる不具合が回避できたり、何かのサービスのログイン認証などで同じ端末でのSMS受信が望まれる場合にも対応できるなど、月額200円ほどのアップだけで、なにかとメリットも多いので、完全にデータのみタイプにするよりはオススメだと言えます。


また、格安sim対応端末は各社が公式に動作確認したものがwebで公開されていますし、基本的にドコモ回線を借りたMVNO業者ならドコモから発売された端末(いわゆる「simフリー」でなくても)だいたい使用可能とのこと。
私は「おサイフケータイ」機能を使い込んでいるので、それに対応したドコモ系端末をネット通販で調達しました。
大手キャリアのしがらみのないsimフリー端末も多々流通していますが、それらは「おサイフケータイ」機能には非対応なものが多いのです。

いずれにせよ15000円ほどの予算でそこそこの性能のものが買えます。
これもじつは大手キャリアで正規の機種変更をした場合に「じつは支払いに拘束されている金額」よりもかなり安いことになるはずです(15000円を2年しばりの24ヶ月で割って試算しても月額625円に相当)
ワタシのは「2年ほど前の最新機種」の新品在庫だったのですが、じゅうぶんに使用に耐えるスペックです。


◎「おサイフケータイ」機能については、大手キャリアで公式端末を使う際なら問題ないケースでも、各々のサービスによっては「格安sim」での運用に対応していないものがあったり、また端末ごとの相性のようなものもあるとのことなので、個別の注意が必要だと言われています。
ただ、実際に私が運用したところでは、Edy、WAON、QUICPay、モバイルSuica いずれも支障なく使えます。マクドナルドのかざすクーポンも問題なし。
また iD については、以前はドコモと正式契約した iモードやSPモード経由の通信でないと初期設定ができなかったのが、最新のiDアプリをダウンロードすれば(プレインストールされているものが自動更新されない場合には Google Play で手動で検索して更新するとよい)、現在ではMVNOの「格安sim」でも可能になっています(2016/08/27)


かくして、新たな端末を得て、格安simスマホと従来からのガラケーでの「2台持ち」体制は、さらに強固になったのです。

やがて秋になり、2年しばりの更新月がやって来ました。
いろいろ考えたのですが、スマホの格安simがドコモ系回線を使うもので、端末もドコモから発売された機種を使うようになった今、ガラケーに使っているメインの回線もドコモに移ったほうがいろいろと有益そうです。

ただ、ドコモに移るにあたっての、唯一のネックはケータイメール(キャリアメール)のアドレスが変わってしまうこと。
携帯電話番号のほうは、現在ではMNP制度で変更することなく携帯会社を移ることができます。しかしメルアドはそうはいかないのです。

とはいえ、よくよく考えると、昨今はケータイメールの必要度は下がっています。
もともと、たまのやりとりにしか使っていませんし、なによりスマートフォンで「パソコンのメール」のチェックもできるのです。

もはやケータイメールは社会的な役割を終えたと言っても過言ではない時代なのかもしれません。
事実、昨今は携帯端末に送受信するテキストメッセージのメインストリームがSMSに移りつつある風潮です。

ならばこの機会にケータイメールを廃止するのも一手。
どうせ前のやつが使えなくなるなら、それがいちばんスッキリします。

しかも!
ケータイメールを使わないのなら、ネット接続を契約する必要もないし、ネット接続が未契約ならパケット定額にも入る必要がない!!

結果、新たなドコモとの契約は最低料金のみざっくり月額800円となりました。

こ、これは……っ!

つまり、格安simの月額料金と合わせても、トータルかつてのガラケー1台分の料金とだいたい同じか、むしろ安いくらい。

ガラケーとスマホの2台持ちをすると、なんとガラケー1台のときよりも料金を安くすることさえできるとは、なんというマジックでしょう。

そんな「格安sim」、しっかり研究して、活用していかないテはないですね。


上記のとおりケータイメール(キャリアメール)の放棄については私も若干は迷いましたが、廃止は不可能ではないのが昨今の趨勢です。
かつてはコミュニケーションの基幹インフラとしての地位を得ていたかもしれませんが、今やその座は「LINE」などのスマートフォンアプリに禅譲されつつあるとも考えられます。
料金的には、これも上述のとおりケータイメールをやめることさえできれば、携帯会社への支払額を月々700円ほど減らすことができます。それを回すことで契約できる「格安sim」もたくさんあるというのは大きいでしょう。


ということで、次記事でも、この「格安スマホ時代のケータイ代節約術」の話題を続けたいと思います。
まずは「2台持ち」に最適な端末の機種選定について。


§「格安sim」を入手するには、業者の公式サイトから申し込む方法もありますが、まずはsimカードの現物をアマゾンなどで買うことから始めるアプローチもあります(最初のアクションとしてのハードルが心理的に低いメリットがあるかもしれません)。
なおsimカードには「標準」「micro」「nano」の3サイズ(ドコモのカタログや公式サイトでは、それぞれ「ドコモUIMカード」「ドコモminiUIMカード」「ドコモmicroUIMカード」という独自表記になっているので、さらにややこしい)があるので、自分が使う端末に合ったサイズのものを選ぶよう注意が必要です

  




「性的な表現」が問題となるとき [メディア・家族・教育等とジェンダー]

§胸がキュンとするときこそ
女の子は強くなれる§

BL150923FishSofi01.JPG
アニメ『プリパラ』放送画面より
(当記事中同じ)

………のっけからアニメのアイドルの少女が謎の漁師姿で大漁旗(^o^;)
これはいったい!?

という方もおられるかもしれませんが、コレについては後述します。


さて、先月は前記事のとおり「碧志摩メグ騒動に、いきがかりで巻き込まれてしまったのですが、さしあたり個別の案件としてのこの問題は、現地の直接の当事者において、適切に対話をおこない意見をすりあわて、最適な落としどころで解決を図ってほしいものです。

当然ながら、一方が過剰な「オタク差別」言説に基づいた強硬な主張を譲らなかったり、逆に擁護派が一切の批判を「フェミの戯言」等と一蹴したりという応酬は、不毛で非建設的なものでしかありません。

多様性を包摂するための交渉と相互の譲歩」は、民主政治というシステムが運用されている社会における主権者としての重要な素養でもあります。

とはいえ、表現物に含まれる性的な要素については人によって受け止め方の幅が大きいのも確かです。
「多様性」を前提にするのなら、そうであるからこそ誰もがセンシティブであるべき事柄なのだとも言えるでしょう。

はたして、「性的な表現」が問題とならないようにするには、どのような配慮が望まれるのでしょうか。
※このテーマもしっかり精緻な分析をすれば、もっといろいろ掘り下げられるでしょうが、さしあたり当記事では簡潔な考察にとどめます


基本中の基本となる事項としては、実写作品の撮影等においては、演者に対する「制作被害」がないことは大前提となります。
制作過程で演者の安全を保障することは、もちろん性的な要素に限ったことではないでしょうが、現状では性的なことは相当にデリケートな問題です。

演者が安心して出演でき、出演したことによって当日もそれ以降も一切の不利益を被らない体制は、関係者が全力で実現することが求められるものです。

過激な内容のポルノなどではもちろんのことですが、例えばどのような表現物であっても(とりたてて「ポルノ」的なものでなくても)何らかの形で子どもをモデルに使用する場合は、その子どもの現在と将来を見据えた慎重な取り扱いが望まれるでしょう。

ただ、この「制作被害」については、作品が絵・マンガ・イラスト・アニメ・CG等々である場合には、原則として発生しないものです。
この点は、こうした性表現をめぐる問題を整理し切り分けるときに、ひとつ留意すべきポイントだと考えられます。


そのうえで、何に気をつけるかとなれば、つまるところ、「場」にそぐわないものにならないようにする……に尽きるのではないでしょうか。

特に公共空間に掲出するなど、不特定多数の人々の目にとまる可能性が高いものについては、人々の多様性のレンジも最大限に広いでしょうから、やはりなるだけ不快に思う人を少なく、できるだけ多くの人がこころよく納得できるように、最大公約数的な「無難さ」が要求されることが妥当でありましょう
(むろん、「最大公約数」がどのあたりにあり、これなら「無難」だという基準は、仮に日本国内でも地域差などがありえますし、時代とともに変化もするものですから、絶対普遍のガイドラインはなく、そのつど公平公正に審議することが望まれます)

その意味では、件の碧志摩メグの初期の一部のビジュアルは、胸の強調やポージングなどにおいて、公認キャラクターとしてはいささか逸脱したデザインだったと言えるところも部分的にはないではなかったわけです。

あるいは、例えば美術館の特別展で公開される作品自体が刺激的に過ぎる場合でも、表現の自由は最大限尊重されるべきですが、その美術館の最寄駅その他に掲出される宣伝広告などでは、若干の工夫はほしいところだと言えます。

この他、公共空間に不適切な性的表現が問題視される事例はしばしば現れるのですが、個人的にはインターネット上の広告が、閲覧しているサイトの内容とは無関係に、自分が好まないエロさであるケースが、かなり無差別的に発生していると思います。

このように、望まない人が、望まない時に、望まない「場」で、望まない内容の「性的な表現」を目にすること、そういうことがないように、しっかりキチンとゾーニングをおこなうことは重要です。

逆に言えば、制作被害がないのであれば、過激でディープな性表現であっても、あとは効果的・効率的なゾーニングの問題ということになります。

「過激でディープな性表現」は総じて差別的暴力的などと問題視する向きもありますし、そうした指摘からも汲むべき点は多々あるでしょうが、一方で、人の性的ファンタジーが多様であることに鑑みると、どんなに差別的だったり暴力的だったりする人権侵害的な許されざる内容であっても、そういう妄想を必要としてしまう人が存在することは認められないといけません
(そういう性的ファンタジーをそのまま実行することは許されないことだということと、そうした性的ファンタジーの存在自体は理解すること、およびそれらの性的ファンタジーに基づいたフィクションの創作物が制作されることを受容すること、これらはじゅうぶんに両立します

ゾーニングの隙間から、漏れ出てくるものもどうしてもあるでしょうが、そもそも「こっちのゾーンには何があるか」のインフォメーションもなければゾーニングが機能しませんから、そういう漏れ出てくるものを目にする機会も、「お互いさま」と誰もが言えるよう、最大限に不均衡をなくして相互に譲りあう態度は望まれるところです。

「こんなにも極悪非道で不埒なな妄想を抱えた自分は異常であり変態であり、生きていてはいけないのではないか」と懊悩する人に、「こんな葛藤で苦しんでいたのは自分だけではなかった」と思える情報を届けることも、誰かを救うということであるはずです(もちろん、そのために別の誰かの負担がいちじるしく過重になることは避けられないといけませんが)。

もう何度も言ってますが、「成人の」「異性に」フツーに欲情することだけが、唯一絶対の正常なセクシュアリティ………ではないのです。


なお、現行社会が人を「男女」で仕切った構造にあり、かつそこで「男」として配置されたグループ内で標準化され卓越的になっているセクシュアリティが覇権的な現状では、ゾーニングの隙間から漏れてくる性的表現の多くで、ジャンルが「一般的な男性向け」に偏り、そこでの描写が立脚する価値観も特定の階層からの視点に依りすぎているきらいは否定できません。
そこにある不均衡や権力関係は、当然に是正されるべきものです。


あと、いわゆる「青少年に有害」言説については、多少のレーティングはやむを得ないとしても、何がどうなっていたら「青少年に有害」なのか、性的な情報の何もかもを「青少年」からいたずらに遠ざけることだけが本当に最善な方策なのか……あたりをキチンと議論の俎上に乗せたうえで、まずは真に必要な性教育の体系を整える作業を早急に始めるべきだと訴えたいですね。


そうしたことも含めて、ひとりひとりが性的表現に対する感性を磨き、性的な要素を含む表現物に接したときに、その表現の多面的な深層を読み取り、描かれている真意を複眼的に捉えるリテラシーを持つことで、短絡的な反応を慎むことは大切でしょう。


  


……というわけで、ここでちょっとケーススタディです。

アニメ『プリパラでは、2015年夏期に用いられたエンディングでのタイトルバック絵で、主要登場人物たちが過ごす夏休みの様子を描いていたのですが、

そのうちの一枚、

 BL150923FishSofi02ma.JPG

この、北条そふぃがドレッサーの前で身支度をしていると思しきカットが、幼児視聴者の保護者と思われるスジからBPOに「性的すぎる」という趣旨のクレームが入ったことを受けてか、期間の途中で差し替えになってしまったのです。

で、その差し替え後のカットが、当記事冒頭の「謎漁師大漁」だったわけです。

しかし、どうでしょう?

これは公平に見て、ゾーニング・レーティングが必要なほど過激でも差別的でも暴力的でもなく、ただ少し大人びた装いをする少女の絵にすぎません。

たしかに大人の視聴者は、例えば少し前にあるレオナ・ウェストのこのカット…

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…と つながっているのではないか!? などと想像をたくましくして(*^^*)盛り上がっていましたが、それはあくまでも大人ゆえのことです。

これを見た幼児の反応としては、お姉さんになることへの健全な形での憧れなどが一般的と考えてよいでしょう

つまり、子どもも視聴する時間帯に放映されるアニメの絵柄としては、じゅうぶんによく考えられた範疇にあるという合意の形成は容易なものです。

その意味ではこれは「青少年に有害」の錦の御旗に基づいた過剰反応だったと判断せざるをえないでしょう。

本当に問題があるときにBPOへの申告が有効に機能するためにも、「弾は有効に使う」、その使いどころを見極めるスキルは、やはり社会人として磨きたいところです。

だいたい、あの絵くらいで問題視するほどの保守的な保護者であれば、まずもって問題にすべきはレオナの存在であるはずです。

そこをスルーして目立つところにいきなり食いつくあたり、このテのクレーマーがいかに作品の表現を表面的にしか見ていないかということを物語っているのかもしれません。

きちんと向き合って視聴していれば、あのアニメが総体的には子どもたちへの愛にあふれたつくりになっていることだって、じきにわかるはずなんですけどね。


  

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