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「性同一性障害」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などはお知らせブログにて

みんなが気になるキュアサンシャインの性別 [多様なセクシュアリティ]

このブログ、最近のアクセス解析を見ると、ダントツの1位な記事が、なぜか2010/08/18付け「キュアサンシャインは男装の麗人プリキュアだった!?」なんですねー。

特に日曜日になると。

同様にキュアサンシャインがらみとしては2010/09/10付け「ヤマトタケルは元祖◯◯◯だった!?」ももっと注目されるかなと思ったんですが、こちらはカウントが伸び悩んでます。まぁタイトルにプリキュアと入れるとネタバレになるので検索されにくいというのもあるでしょうが。

で、検索されているキーワードを見てみると、これがどうも【 キュアサンシャイン 性別 】の組み合わせが、これまた圧倒的な様相なのです。

特にキュアサンシャインに変身する生徒会長が、男子制服を着て登場した回のオンエア日には――。


つまり、

ナニですね。


一見 男の子に見える生徒会長が、美少女変身ヒロインであるはずのプリキュアになる場面を目にした人は皆、キュアサンシャインの性別の真相が気になってしまう……という公式でしょうか。


まぁそれはそれでウチの記事が検索されて、サイトのアクセス数が伸びるのは、ありがたいことではあるんですが、しかし、若干釈然としない思いもないではありません。


てゆーか


そんなに気になりますか!?


男の子が女の子に変身したら。

 

すなわち、この一件が検索の動機になるということは、結局は「男は男らしく、女は女らしく」という規範、ないしは常識が、アナタの意識の中に深く内面化されているということを意味しているのではないでしょうか?


……まぁむろん、だからこそ、そういう無意識の思い込みにとらわれない世界観を、この機会に少し覗いていただければ、とても意義深いことなんですけどネ(^o^)丿

 


ちなみに、ここ2週は“パワーアップのための修行編”だったので、制服姿はなかったですね。
なお、その修行をクリアするための[正解]が、じつはマイナスの部分も含めて「ありのままの自分のすべてを肯定する」だったので、最終クール突入に向けて、“ハートキャッチ”の真骨頂炸裂って感じでした。
……
しかし、コレでダークブロッサムの線は消えたかも(^^ゞ
代わりに期待したいのは、薫子おばあちゃんが若返って変身! ですかネ(聖闘士星矢の老師みたいに)
それからキュアムーンライトの正式復活も10月に(復活変身初回は9月)おこなわれましたが、決めゼリフは「月に代わってオシオキよ!」……ではなかったです。残念(^^ゞ


 


コレなら回答しやすい!二択の性別欄改造計画 [多様なセクシュアリティ]

前々記事末尾の追伸部分で、国勢調査性別欄が男女の二択なので住民の生活実態把握という調査目的が果たせない……旨に触れましたが、むろんこの問題は、たいていの[ 性別欄 ]について言えることです。


ただ、じゃぁ どんな性別欄がよいのかと言えば、コレはたしかになかなか難しい。

実際、今のままではいけないという認識を持った志の高い方々から、講演先などでしばしば尋ねられたりもするし、ちょうど記事公表直後にも、とある「今度おこなうアンケートの項目を作成中」という人とこの話題になったりもしていました。


で、まぁ、実在する“工夫された性別欄”としては、

例えば

  【 男  女  その他 】

…なんてのがあったりします。

とはいえ、「その他」ってのも、なんかあざとい感じだし、ココに丸をつけるのもなんだかなぁという感じがしないではありません。

一方

  【           】

…というような、まるっきり自由記入にするのもひとつの方法でしょう。
どのような“性別”にも対応できる柔軟性の高さは評価に値します。

しかし………面倒なのも確か(^_^;)
てか、ナニを書けっちゅーねん ――というか、いわば記入者への丸投げ感が、イマイチ釈然としない印象を与えかねません。
あと、選択肢を選ぶだけのほうが、記入者がラクなのはもちろん、集計するほうの手間もかかりません。大規模な調査で、集計を業者委託する際などには、自由記入の項目1コにつき幾ばくかの割増料金が発生するなんてゆー切実な事情も存在するでしょう。

※いわゆる「身体の性別」「心の性別」「性的指向」を分けたパターンも、欄が大きくなりすぎることから、この記事では検討から外しています。
4象限or立体8象限グラフタイプなども同様。
白紙自由記入を含めて、これらは、多様なセクシュアリティの存在を念頭に、その多様さを調べることこそが調査の主旨だったりする場合に採用すべきもの。


そもそも、じつはあんまり必要がないのに習慣でなんとなく性別欄があるケースも少なくないので、性別欄はその必要性をよく検討してむやみに設けないことが、もっとも重要というのも真理です。

ところが、その「男女の別にこだわらずに、個人個人が自分を発揮していける世の中をめざそう」、つまりいわゆる男女共同参画社会づくりにかかわるようなアンケートほど、その回答者が実際に男性として生活している人なのか、それとも女性として生活している人なのか、その別を集計したい・する意義がある……といった逆説的なニーズが存在するのもまた現実。


こうなると、もはや面倒なので、「もぅイイやっ」と、せいぜい

  【 女  男 】

…くらいで手を打ちたくもなります。
それにこの二択パターンがいちばん慣れ親しまれていて、最大公約数的には最も無難だったり(^_^;)

 

そんなこんなで、巷には二択の性別欄があふれているわけですが、しょうがないので私などは、女か男かの二者択一を迫られるときには、相手がソレによって何を知りたいのかを慮って、より回答として適切なほうを選ぶようにしています。

例えば、身体がモンダイとなる病院など、あるいは何かの契約など法律上の行為にかかわるような場合には、身体的/戸籍上の性別である[ 男 ]。

生活上の実態に即した回答のほうに意味がある、ショッピングセンターの会員カードの申し込みのような際には、事実上の性別とも言える[ 女 ]。


そして――。

逆に言えば、このような使い分けを、記入者の自主判断に任せるのではなく、設問側でもっとアピールしてもらえれば、こっちとしても気がラクというものです。

つまり、【 女 男 】という二択の性別欄をもって
  何を聞きたいのか、
 何を尋ねたいのか、
だからどういう基準の“性別”を答えてほしいのか
 を、明確に注釈するのです。


⇒あなたの健康を診断するうえでの基礎データです。身体上の該当するほうをお知らせください。特記事項は備考欄にご記入ください。

⇒法律行為にかかわる正式な契約書面ですので、戸籍上の該当するほうを選んでください。

⇒生活の実態の詳細を調査し今後の施策の参考とするものです。実際の日常生活におけるより近いほうどちらかに○をお願いします。

⇒お客様の出会いたい相手がどのような方なのか、ご希望に合った方を紹介するためのマッチングデータです。出会いたい相手の属性として近いほうをお選びください。

 

……てな感じですネ(^^)

こんなふうに書いてあったら、「それじゃーこの場合は……」と、たとえ二択であっても割り切りやすいのは言うまでもありません。

というわけで、当面の暫定的理想の性別欄は、この「二択に注釈」(with任意の備考欄?)ということでどうでしょう?

 

ようするに、女か、それとも男か、を尋ねることが、その人の諸要素を推計するうえで、それ自体が最重要の要項だと思い込まれていることが問題なのですね。

本来は男女の別を問うことは、その人についての「何か」を捕捉するうえでのひとつの指標として調査対象に上っている、すなわち手段にすぎないのです。
なのに、その「何か」を忘れて、あたかも「男女の別」そのものが問うべき対象として自己目的化してしまう、そのようなことが許容される風潮こそが、諸悪の根源なのではないでしょうか。


 


出産の地下化をめぐる論点 [メディア・家族・教育等とジェンダー]

チリの鉱山での落盤事故によって、地下700メートルに2か月以上にわたって閉じ込められていた作業員33人が、ついに全員救出されました。
今後の心身のケアに関しては課題も残るとはいえ、まずはめでたいです。
報道における「世紀のレスキュー劇」というようなアオリも、あながち過度には感じられなかったりもしますね。

で、それら一連の報道の中でも、特にちょっとイイ話として挿まれていたエピソードが…

「閉じ込められていた作業員33人のうちの1人、アリエル・ティコナさんには地下生活の間に赤ちゃんが生まれ、『希望』を意味するエスペランサと命名されました」


そして!!


そんなテレビニュースの語りを聞いた、わが娘・満咲と ワタシの会話。

 


満「へぇ~、そんな地下の避難所の中で出産なんて、大変やったろうなぁ」

智「ホンマやな。てゆーか、そこまで予定日が近づいてるのにまだ仕事続けてたんかなぁ……?」←早めに産休に入りたくても入れない途上国の労働者が置かれた立場とか小難しいことを考えている

 


――――って、

ぃや、ソレ、ちがうでしょ!?
2人とも!


親子そろって えらいボケをかましていることに2人が気が付くのには、翌日を待たねばなりませんでした(^o^;)。


まぁ、いわゆる【天才外科医の息子の父は天才外科医ではありません、なぜでしょう??】の解答に苦労しなかったりすると、逆にこういうマチガイをしでかしてしまうんですかねぇ…。

 

※新聞などの記述では、そのあたりキチンと誤解のないようなっているようです。
 朝日新聞の例(asahi.com より)
[【サンパウロ=平山亜理】チリ北部コピアポ近郊の鉱山で起きた落盤事故で、地下に閉じこめられている33人の作業員の1人、アリエル・ティコナさんのエリサベスさんが14日、女児を出産した。アリエルさんの望みで「エスペランサ(希望)」と名付けられた。
ロイター通信や地元の報道によると、コピアポの病院で誕生した女児は身長48センチ、体重3050グラムで帝王切開で生まれた。アリエルさんは事故前、出産に立ち会うことを望んでいたが事故でかなわなくなった。代わりに家族が出産シーンをビデオなどで撮影して地下に届けた。これを見たアリエルさんは感動したという。]